日本航空(JAL)は1月28日、鹿児島県北薩摩地域の食と観光をPRするイベント「旅するメーカーズディナー第7弾」を東京・大手町のフレンチレストラン「俺のフレンチ グランメゾン大手町」で開いた。北薩摩の食材をふんだんに使ったコース料理を来場者に提供。JALの「ふるさとアンバサダー」が観光を含めた同地域の魅力をアピールした。
食を通じて各地への誘客を図ろうと、レストラン事業を手掛ける「俺の株式会社」と連携して2022年から実施。7回目の今回は鹿児島県北薩地域振興局の協力のもと、北薩摩地域3市2町(阿久根市、出水市、薩摩川内市、さつま町、長島町)にスポットを当てた。
阿久根市の漁港から取り寄せた魚介と長島町のブランドみかん「大将季」を使ったカルパッチョ、薩摩川内市の「六白黒豚」を使ったファルシ、出水市の「南国元気鶏」を使ったドゥミ・ドゥイユ、さつま町のキンカンを使ったデザートと、地域の食材を使った料理が次々と登場。
JAL客室乗務員の吉村真鈴さんとタイ人乗務員のWAさんがイベントの司会を務めた。吉村さんは自身の故郷やゆかりのある場所に移住し、地域活性化の活動を行う「JALふるさとアンバサダー」、WAさんは日本文化を世界に紹介する「JALアンバサダーグローバル」に就任している。
北薩地域振興局の北薗育子局長は「北薩摩は大将季、キンカンなどのかんきつ、鶏肉などの畜産、ブリなどの水産物と、農林水産業が盛ん。日本一の鶴の越冬地や、日本遺産登録された武家屋敷群など、豊富な観光資源を持つ。今日は特別メニューで北薩摩の魅力を身近に感じてもらい、次は現地に足を運んでほしい」と述べた。
司会を務めたJAL客室乗務員の吉村さん(右)とWAさん
北薩摩の食材を使った料理の数々