情報通信インフラ事業大手の協和エクシオ(東京都渋谷区)は8日、栃木県日光市から、観光情報と防災情報を一体で提供できるスマートフォン(スマホ)など携帯情報端末向けアプリの開発業務を受注したと発表した。同社によると「観光」と「防災」を同時に提供できるアプリは国内初。観光客向け情報提供は10月からを予定している。
同社が開発した観光防災総合アプリ「EXTravel(エクストラベル)」は、通常時は観光客に観光スポット検索やお勧めルートの紹介といった観光情報を提供。
大地震などの災害発生時には、強制的に防災情報画面に切り替わり、観光客の現在地に合わせた予想震度などを表示したり最寄りの避難所への誘導を行ったりする。
同市向け商品では、訪日外国人客が多い日光観光に対応するため、日本語だけではなく多言語でも表示する。
通常時はこの他、クーポンの発行、フェイスブックやツイッターといったSNSやAR(拡張現実)との連動なども行うことができる。
同社では初年度、同市を含めて10件程度の受注を目指しているという。