10月1日からスタートする「熊本・宮崎・鹿児島デスティネーションキャンペーン(DC)」と、JR九州が熊本県、宮崎県、鹿児島県と実施する「列車でめぐる極情の旅 南九州キャンペーン」の合同記者会見が8月31日、熊本市のホテルニューオータニ熊本で開催された。
会見には唐池恒二・JR九州社長、南九州3県からは蒲島郁夫・熊本県知事、河野俊嗣・宮崎県知事、丹下甲一・鹿児島県副知事が出席した。
熊本・宮崎・鹿児島DCは12月末まで開催する。キャッチフレーズは「のんびり過ごす極情(ごくじょう)の旅」。3県の観光素材を「極情」(人情)、「極湯」(温泉)、「極清」(自然・パワースポット)、「極乗」(観光列車)、「極常」(歴史伝統)、「極穣」(食)に分けて紹介している。
10月8〜10日に熊本城を舞台にオープニングイベントを開催。3県のPR隊長に就任した「くいだおれ太郎」が参加する「南九州くいだおれ博覧会」、3千人が和太鼓を演奏しギネス記録を目指す「三千人太鼓」などを開催する。
唐池社長は「九州は観光列車王国。特に南九州には、7本の観光列車が走る。8日には三角線に新しい観光列車の特急『A列車で行こう』の運転も始まる」とあいさつ。蒲島知事は「南九州には自然や温泉、食など全国トップレベルを誇れるものがあるが、最も誇れるのは人情」と話した。
「列車でめぐる極情の旅 南九州キャンペーン」はJR西日本の協力を得ながら、今年度下期の重点送客エリアとして、熊本、宮崎と鹿児島の3県に送客する。