台湾基隆市は11月25日、海外観光客向け「クルーズ船専用観光バス」を国内向け「T88基隆観光バス」としてリニューアルしたと発表した。
台湾北部・基隆観光を促進する基隆市政府觀光及城市行銷處(所在地:台湾、中華民国交通部観光局)では、新型コロナの流行による基隆港への国際クルーズ船入港制限を受けて、これまでクルーズ船専用車として運行していた観光バスの名称およびルートを変更し『T88 基隆観光バス』としてリニューアルいたしました。観光案内所、基港大樓、正濱漁港、和平島公園および海科館など基隆の人気観光スポットを一日で周ることができ、オンライン予約制でますます便利で充実した基隆観光をお楽しみいただけます。
▼T88 基隆観光バス
路線概要 :https://keelungbus.tw/
写真提供:基隆市政府觀光及城市行銷處
■リニューアルの背景
基隆は天然の港湾を有する台湾最北の都市で、古くから「台湾の北の玄関口」として知られています。スペイン・オランダ人が渡来し、清朝政府が国際貿易のために開放後、日本統治時代には街が整備され多様な文化がミックスされた近代都市として発展してきました。近年では大型国際クルーズ船が寄港し、歴史ある街並みや自然観光、台湾らしい活気ある夜市が一度に楽しめる人気都市となっています。
しかし2020年の新型コロナウイルスの流行により国際クルーズ船は寄港制限を受け、海外からの観光客は激減。一方で、台湾国内ではアウトドア・自然観光や地元の魅力を再発見する旅行スタイルが盛り上がり、和平島公園などの観光資源を擁する基隆でも国内向けサービスの需要が高まったことから、今回のリニューアルへと繋がりました。
写真提供:基隆市政府觀光及城市行銷處
■山と海が近接するユニークで美しい自然景観
基隆市は山と海岸線が近接し、世界に誇る美しい自然景観を数多く形成しています。例えば、和平島公園はかつてアメリカの旅行雑誌で「世界で最も美しい日の出風景21選」に選ばれたこともあり、その光景を一目見ようとたくさんの人が訪れます。また、沖縄移民の入植地として毎年沖縄文化のイベントが開催されたり、夏には園内の天然海水プールに家族連れで賑わうなどのんびりとした雰囲気が漂います。そのほか、目の前に海岸線が拓ける「外木山歩道」、独特の地形がみられる「仏の手の洞窟」、谷や海岸を抜けるうちに悩みを忘れると言われる「望憂谷步道」、アートスポット「潮境公園」など自然の景観美を楽しむことができます。
写真提供:基隆市政府觀光及城市行銷處
■多様な観光資源と海鮮グルメ
台湾北部の玄関口として、また山海が近接する地形から古くは多くの軍事施設があり、要塞跡はこれを代表する歴史的建造物となっています。また、近年ではカラーハウスが並ぶ「正濱漁港」や造船所跡の「阿根納造船廠」などが人気のフォトスポットにもなっています。また、港町ならではの海鮮グルメが楽しめる「廟口夜市」や「碧砂漁港」「和平島觀光魚市」など活気ある市場散策も見逃せません。
写真提供:基隆市政府觀光及城市行銷處
■選べる3種のセット乗車券
基隆の人気観光スポットを巡る一日乗車券と、お土産や観光施設の入場券が付いてくるお得なセット乗車券も販売中。今なら割引価格でのご提供となっているため、この機会にぜひ基隆観光をお楽しみください。
▼予約方法とセット乗車券
セット乗車券:https://keelungbus.tw/套票購買/
*当バスは予約制にて、火曜〜日曜の9:30発の運行となります
*OTA (オンライン)から予約後、予約番号が発行されます
*公式サイトにて予約番号を使って予約を完了してください
*最少催行人数は12名です
*ツアー予約が成立した場合、1週間前にSMSにて通知されます
*不明点がございましたら、カスタマーサービス02-2521-1515#519までご連絡ください