和歌山県の調べによると、08年の観光客入り込み数は3134万3千人で、前年比2.3%減となった。宿泊客、日帰り客とも減少したが、外国人宿泊客は16万8351人となり、「過去最高」(観光交流課)を記録した。
宿泊客は同2%減の545万5千人、日帰り客は同2.4%減の2588万8千人だった。近畿からの宿泊客が多く、52.6%を占めている。
外国人について見ると、アジアは同0.3%減となったものの、中国は同52.3%増と大幅に増えた。「関空に近いという立地を生かした和歌山市内の宿泊プランが人気となったことが要因」(同)。
欧米については、9月に現地でトップセールスを実施したことやメディア、訪日旅行ガイドブックで幅広く紹介されたこともあって同2.7%増と好調。
「高野山の人気が高まり、仏、独を中心に増加。また、10月に田辺市で開かれた国際合気道大会も増加に寄与した」(同)としている。