和歌山県が発表した令和4(2022)年の観光客動態調査結果(速報値)によると、同年に県を訪れた観光客数は約2913万8千人で、前年比17.1%増だった。コロナ禍前の元年と比べると約8割まで回復したという。
観光振興課は増加要因について、「ゴールデンウイークや夏季、年末に行動制限がなかったことや、4月1日から開始した『わかやまリフレッシュプランS』など県の観光支援策などの効果」と話している。
同年の宿泊客は430万3千人、日帰り客は2483万5千人となり、前年と比べそれぞれ27.2%、15.5%増。元年比では宿泊客の回復がやや遅れている。
主要観光地の入り込みをみると、和歌山市は同21.0%増の約563万人だった。市独自の観光支援策が数字を押し上げたとみられる。
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