長野市と善光寺近郊の観光地34市町村などでつくる善光寺御開帳奉賛会(会長=加藤久雄・長野商工会議所会頭)は16日、来年4月5日から5月31日まで行われる善光寺秘仏の御開帳を紹介しようと東京都内で記者会見を開いた。御開帳に併せて行うイベントのほか、善光寺詣りの宿泊先をアピールした。
開帳されるのは「善光寺前立本尊」。一光三尊阿弥陀如来(中央に阿弥陀如来、向かって右に観音、左に勢至菩薩が並ぶ像)で、御本尊の身代わりとして鎌倉時代に造られた。期間中は大名行列、門前の10カ町の屋台巡行などのほか無病息災や極楽往生を祈願する行事も行われる。
記者会見では、善光寺近郊にある千曲市、山ノ内町、大町市、草津温泉、戸隠、別所温泉、信州高山温泉郷の各観光協会と白馬村観光局、別所温泉旅館組合の9団体が、御開帳期間中の見所や観光スポットを紹介。善光寺からのアクセスの良さや、桜とともに楽しめる温泉など宿泊地としての魅力もアピールした。
御開帳は7年に一度行われており来年で40回目を迎える。前回は628万人が参詣。加藤会長は「地域経済活性化の起爆剤にしたい」と意気込みをみせている。
御開帳奉賛会がPR