四季リゾーツは1日、新たに11軒の宿泊施設と提携した。「365日いつでも1泊朝食付きで5250円」をコンセプトに直営展開している泊食分離型の宿「四季倶楽部」の提携施設として販売する。それぞれ2室から5室程度の客室提供を受ける。手数料率は”予約配信料”の5%。
同社が直営する全15施設(169室)の客室稼働率は年間平均で約90%。リピート率は50%だ。予約希望の問い合わせは1日平均1千件を超える。
四季倶楽部の強みは、一般利用者とは別に300万人を抱える「パートナー団体構成員」。企業、健保組合、労働組合、公共団体職員会などが福利厚生の手段として四季倶楽部と契約している。パートナー団体構成員には優先予約権を提供。同構成員の利用は全体の35%を占める。
同社は企業保養所の経営受託を01年に開始。05年12月から既存旅館との提携も始めた。提携施設はこれで52軒になった。直営も含めた施設総数は34都府県、67施設。同社の山中直樹社長は「早期に全都道府県、100施設体制をめざす」と話している。
今回提携した11軒は次の通り。
まかど温泉富士屋ホテル(青森県、全73室)、駒ケ岳温泉(秋田県、全9室)、ホテル鹿角ゆとり館(同、全92室)、旅館上会津屋(栃木県、全18室)、ファーマーズホテルBios北軽井沢(群馬県、全12室)、四季の湯温泉ヘリテイジリゾート(埼玉県、全250室)、いこいの村ヘリテイジ美の山(埼玉県、全28室)、鴨川ヒルズリゾートホテル(千葉県、全65室)、ホテル積翠園(岐阜県、全12室)、ホテルマーレ南千里(大阪府、全131室)、足摺国際ホテル(高知県、全67室)。