国土交通省は、離島振興に向けて、暮らしを映し出した次世代に引き継ぎたい島の景観を「島の宝100景」として選定する。離島の魅力を広く紹介することで、観光の活性化や移住の促進などに活用する。離島の住民だけでなく、一般からも候補地を募集している。応募は来年1月15日まで。選定結果の公表は3月を予定している。
募集する景観の事例は、(1)人々の営みとともに守られている自然の景観(2)島の歴史や伝統文化を反映した景観(3)漁業、農業をはじめ島の産業に関連した景観(4)街並みや集落、日常の営みなど島の暮らしが伝わる景観(5)地域の活動など島の新しい文化が息づく景観──など。
選定にあたるのは、観光や民俗学、写真などの専門家7人。選定委員会の委員長には、「釣りバカ日誌」などで知られる漫画家、北見けんいち氏に依頼した。
応募方法は、所定の用紙に必要事項を記入し、対象とする景観が分かる写真を添付して、郵送またはメールで提出する。写真自体の芸術性などは評価の対象外だが、未発表の作品に限る。
詳細は、国交省都市・地域整備局離島振興課のホームページまで。