国土交通省自動車局は2日、5、6月に高速ツアーバスの運行事業者を対象に、重点監査を行うことを発表した。4月29日に群馬県内の関越自動車道で発生した、高速ツアーバスによる死傷事故を受けたもの。重点監査により高速ツアーバスの安全性の確認と運行実態の把握を早急に行い、再発防止を図る。
監査対象事業者は、一般貸切旅客自動車運送事業者のうち、高速ツアーバスを運行する事業者約200社。
重点監査の項目は、(1)運転者の拘束時間、連続運転時間、休憩の取得状況などのほか、これらについて運転者に対する指導、監督の状況など、過労運転の防止に関する措置について(2)損害賠償保険の締結状況について(3)旅行業者からの運送依頼の状況について。