宿泊予約研究所は25日、「卒業旅行に関する意識調査」の結果を発表した。詳細は以下の通り。
株式会社宿泊予約経営研究所(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:末吉 秀典)は、
2016年4月~7月末に専門・短大・大学生向け会社説明会を実施いたしました。その中で、卒業旅行へ行く予定のある学生263名に対し「卒業旅行に関する意識調査」を実施いたしましたのでご報告します。
【結果のサマリー】
◆卒業旅行の5割以上は「大学の友人」
◆グループ規模は女性「2人」、男性「5人以上」が人気
◆男女ともに宿泊予約サイト経由。また、スマートフォン予約が5割前後
◆本年の学生は昨年に比べ、さらに堅実志向に?
◆宿泊費にかける予算は20,000円以内が男女共に7~8割存在
◆男女共に「割引」「卒業旅行ならではの特典サービス」を求める声が上位に
◆「卒業旅行を寿司ネタで例えると?」サーモン・マグロ・イクラが上位に
◆卒業旅行の5割以上は「大学の友人」と
昨年に続いて「大学の友人」と答えた学生の割合は5割を超えた。全体的な割合が昨年と比べほぼ同数となった。学生生活を過ごしてきた直近の仲間との旅行を楽しむ学生が多い様子がうかがえる。
◆グループ規模は女性「2人」、男性「5人以上」が人気
同行者においては男女ともに「大学の友人」が5割以上占めた。その中でも男性は「恋人(11%)」を選択する学生が女性より4pt高かった。女性は「家族(9%)」を選択する学生が男性より7pt高い結果となった。旅行のグループ規模でみると、男性では「5人以上(34%)」が女性よりも8pt高く、女性は「2人(33%)」が男性よりも7pt高い結果となった。
◆男女ともに宿泊予約サイト経由。また、スマートフォン予約が5割前後
宿泊予約サイト経由では男性は45%、女性は55%という結果になった。男性では「宿に直接電話(16%)」が女性より10pt高く「宿の公式HP(19%)」は6pt高い結果となった。「予約」をする際にグループ人数が多く、宿泊予約サイト上で不明な点を確認する上で「宿」へ直接確認する手段を選ぶのではないか、ということが考えられる。
◆本年の学生は昨年に比べ、さらに堅実志向に?
2015年調査結果と比較すると「できればいつもより贅沢な旅行にしたい」が22pt低くなるという結果に。2016年からの就職活動の短期化により、就職活動中はアルバイトを前年より控えざるを得ず、「贅沢」よりは、「出費を抑える」方向にシフトしたのではないかと考えられる。
◆宿泊費かける予算は男女ともに20,000円以内が目安
男女ともに宿泊費にかける予算は20,000円以内が多いという結果に。
「できればいつもよりも贅沢な旅行にしたい」と回答している学生では男女共に4割弱存在。また「できれば安い旅行にしたい」との回答を合わせると、20,000円以内を希望する学生は男女共に7~8割存在し、全体を通し20,000円以内が卒業旅行の宿泊施設を決定する金額では重要なラインという結果となった。
◆男女共に「割引」「卒業旅行ならではの特典サービス」を求める声が上位に
男性では「レンタカー割引・レジャー施設割引・お土産の割引」など価格を中心とした特典を求める要素が強く、女性は「記念」など、その時にしか味わえない、体験できない、もらえないなど、思い出要素を求める結果となった。具合的には「写真撮影サービス・アルバム作成特典」など形に残るものが多く挙げられた。
◆ 「卒業旅行を寿司ネタで例えると?」サーモン・マグロ・イクラが上位に
学生が選んだネタは「サーモン・マグロ・イクラ」という結果に。
サーモンについては「大好き・安いけどおいしい」など直感的な感想が中心に挙がっていた。マグロについては「貴重なネタ・高価」普段はあまり食べないけれど、このタイミングだからこそ手を出したいネタとして挙がった。最後にイクラについては「イクラの粒感=友人との思い出」として捉える学生が多く、みんなで行く学生最後の思い出という印象が残った。また、男女共に学生最後という意味で「〆(シメ)」を回答する学生も多く存在。
女性に限り「ネタ」と回答をする学生が多く「ご当地ネタ・旬のネタ」などその時にしか体験できない要素を重要視している様子がうかがえる。
【調査概要】
調査内容 :宿泊予約にまつわる意識調査
調査手法 :企業説明会来場者に向けたシート記入方式
実施期間 :2016年4月13日 (水)~2016年7月29日(金)
回答者数 :2017年3月に専門・短大・大学卒業予定男女 合計292名(内:有効回答数:263名)