日本旅行業協会(JATA)は3月17日、会員旅行会社に四半期ごとに実施している「旅行市場動向調査」3月期の結果を発表した。国内旅行の現況(1〜3月)は、景気動向指数DIが3カ月前(10〜12月)の9から15ポイント下落しマイナス6となった。3カ月後(4〜6月)は3とプラス域に戻る見通しだ。
国内旅行の現況を方面別に見ると、北陸(4ポイント減)、京阪神(17ポイント減)、東京(3ポイント減)はプラスを維持するもののそれぞれ下落。2桁台のプラスは北陸のみ。京阪神は大きく下落し1桁台のプラス。
団体旅行についてはバス料金高騰、バス事故の影響が出ている。インバウンド需要の関係で京都や都内のホテルが高騰し予約が困難という声も。
3カ月後は、北陸(4ポイント減)は下落傾向だが2桁台のプラスを維持する見込み。京阪神(1ポイント減)、東京(増減なし)は1桁台のプラスを維持。北海道(23P増)、東北(14ポイント増)の上昇が著しく、北海道はマイナスから1桁台のプラスに転じた。
海外旅行の現況はマイナス39で、3カ月前と比べ1ポイント上昇した。3カ月後はマイナス31と8ポイント上昇する見込み。
調査は2月8〜24日に会員旅行会社585社を対象にインターネットで実施。297社から回答を得た。