国土交通省は今年7月の国土交通月例経済の概況を発表した。
主な動向は次の通り。
【鉄道旅客輸送】
JR旅客6社の輸送実績は、前年同月比1.8%増の7億8001万人で30カ月連続の増加となった。このうち新幹線旅客は3.6%増の3165万1千人。
一方、民鉄の合計は2.8%増の11億9491万人だった。8月の速報値は0.9%の増加となっている。
【航空旅客輸送】
国内線9社は、0.7%増の776万9千人。このうち幹線は3.1%増の321万人、ローカル線は0.9%減の455万9千人。一方、国際線は6.6%減の145万人になった。
8月の速報は、国内線が2.6%減の900万3千人。このうち幹線が0.2%減の360万6千人、ローカル線は4.2%減の539万7千人。国際線は、11.0%減の145万7千人と大きく前年同月の実績を割り込み、7カ月連続のマイナスとなった。
【フェリー輸送】
長距離フェリーの全旅客数は、2.0%減の27万人。8月の速報も9.9%減の42万7千人だった。
【出入国】
出国日本人数は4.4%減の135万1千人。8月の速報も10.1%減の151万6千人となり、2ケタのマイナス幅で前年割れは16カ月連続となった。
訪日外客数は2.2%増の82万5千人。8月の速報は2.0%減の74万2千人となり、30カ月ぶりの減少だった。