日本旅館国際女将会(小渕祥子会長=冨士屋)の女将8人が11日、中国・広州市内のホテルで開かれた、2008日中青少年友好交流年を記念するイベント「広州ジャパン・デイ」に出演し、日本旅館をPRした。
在広州日本国総領事館、JETRO広州事務所などからの要請で参加したのは、ホテル百万石、滝乃家、雨情の宿新つた、箱根吟遊、三河屋旅館、観音温泉、紅葉館別庭あざれ、冨士屋の女将・若女将の有志8人。
「日本旅館とは何か」「温泉とは何か」を映像や寸劇でわかりやすく講演した。小渕会長は「日本旅館には女将や仲居と呼ばれる接客の専門家がいます。女将は経営者を兼ねることもある接客業務の現場責任者です」と解説した。振り袖着付け体験、お抹茶体験などの日本文化体験イベントも行った。
来場者数は約2500人。在広州日本国総領事館は8人の女将・若女将に「日本文化、日本そのものに対する理解が一層促進された。今後も日本と諸外国の友好関係の構築のため、各国を飛び回ってください」と謝意を表した。
抹茶を披露するホテル百万石の吉田さん(右)と観音温泉の鈴木さん(左)