不動産サービスやエネルギー事業を展開する「いちご」(本社・東京)は、「ザ ノット」ブランドのホテル3号店となる「ザ ノット札幌」を札幌市中心部に8月1日オープンした。
ザ ノットは、「旅するホテル」をコンセプトに各地域の歴史や文化を重視したホテルづくりを進める。ザ ノット札幌は「大自然の大都会で」をテーマに、建物外壁に江別産の赤レンガタイルを取り入れ、フロント部分には道南杉や札幌軟石などを活用している。
また、各所に地元アーティストの作品を展示するとともに、ギャラリーを通じてさまざまなカルチャーの発信も行う。
地上13階、地下1階建てで、客室数は140室。2階がフロントとレストランで、3~13階の客室はツインとダブルで構成している。1階には、老舗菓子店の札幌千秋庵新本店が入居する。用途を限定しないギャラリーも設けている。
2階のレストランでは、和食のミシュランシェフ三枝展正氏監修のメニューによる道内各地の厳選した食材を使った料理やパティシエこだわりのスイーツを提供。朝食(午前6時30分から10時)のほか、ランチやディナーもあり、宿泊者以外の利用もできる。
同ホテルでは「北海道の食、アート、音楽などさまざまな文化を感じる場として、宿泊ゲストだけでなく、地元の方にも楽しんでもらえるホテルにしたい」と話す。
場所は、札幌駅前通りに面した狸小路やススキノそばの繁華街。交通の便が良く、国内外からの観光客やビジネス客などの幅広い需要に応える。
ザ ノットは、2017年12月に横浜、18年8月に東京・新宿、札幌と同日にオープンした広島と合わせると4ホテルとなる。
外壁に赤レンガタイルを取り入れた