オーバーツーリズムにも対策
内閣改造に伴い就任した國場幸之助国土交通副大臣は、10月11日の就任会見で抱負を述べた。持続的な経済成長の実現に向けては、物流の2024年問題、交通分野のGX・DX、オーバーツーリズム対策などに取り組む考えを示した。地域公共交通のリ・デザインなども課題に挙げた。
國場副大臣の担当は、安全・危機管理、海上保安、国土政策、鉄道、自動車、海事、北海道開発、国際、気象の関係施策。
就任の抱負では、「持続的な経済成長の実現に向け、いわゆる2024年問題による影響が懸念されている物流について先日取りまとめた物流革新緊急パッケージ等に基づきスピード感を持って取り組んでいく。併せて、交通等の分野におけるGX・DXの加速、オーバーツーリズムの未然防止・抑制など持続可能な観光の推進、社会資本の戦略的・計画的な整備等を進める」。
国交省が掲げる「個性を生かした地域づくりと分散型国づくり」では、「鉄道、バス等のバリアフリー化、地方への人の流れを創出する移住や2地域居住等の促進、国境離島を含む条件不利地域の振興、地域の多様な関係者の共創による地域公共交通のリ・デザイン等を進めていく」と述べた。
國場 幸之助氏(こくば・こうのすけ)沖縄県議、外務大臣政務官、自民党選挙対策副委員長。早大卒。衆議院・比例代表九州ブロック。当選4回。沖縄県出身。50歳。