流通科学大学(兵庫県神戸市、藤井啓吾学長)は6月26日、おてつたび(東京都渋谷区、永岡里菜代表)と連携協力に関する協定を結んだ。同大観光学科でのおてつたびの利活用を皮切りに、全学的に地域経済の活性化、教育、人材育成の面で協力を進め、地域づくりや大学の研究・教育活動の充実を図る考えだ。
連携協力項目は(1)地域振興や地域経済の活性化に関すること(2)特色ある地域づくりに関すること(3)教育・文化の振興に関すること(4)人材育成に関すること(5)学術研究に関すること―の五つ。
具体的には、観光学科の必須科目である「観光学原論」でおてつたびのサービスや新しい旅の形についての講義を実施し、学生の長期休暇中のおてつたび参加を促す。「前・後期合わせて160人ほどが履修するので、その中からより多くの学生におてつたびに参加してもらいたい」(西村典芳観光学科教授)。来年度以降は同大のインターンシッププログラム「オフキャンパス」へ組み込むなど、大学全体のキャリア教育での活用も進めていく考えだ。
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