七十七銀の半導体PTメンバーの（左から）伊藤祐史プロジェクトマネージャー、森部長（当時）、山口光太郎プロジェクトマネージャー（5月23日、本店）
宮城県の大衡（おおひら）村が、台湾の大手半導体受託製造PSMC（力晶積成電子製造）とSBIホールディングス（HD）が共同建設する半導体工場の予定地に選定された。村井嘉浩知事は5月、一連のプロジェクトに対する投資総額を8000億円から9000億円（県内総生産額の約9％）へ引き上げると発表。大規模な資金需要が見込まれる。七十七銀行やSBIHDと提携する仙台銀行、きらやか銀行、福島銀行は「半導体プロジェクトチーム（PT）」を設立。資金調達や地域経済への波及に向けた支援策を模索している。
協業担うPT指導
「（半導体産業と）金融業が結びつくことは意義がある」――。SBIHDの北尾吉孝会長は2023年7月5日、PSMCとの半導体工場建設に関する基本合意書の締結の場で強調した。PSMCの工場誘致は、国内産業の育成に加え、資金調達を通じて地域金融機関へ投融資機会を創出したい考えがある。【記事提供：ニッキン】
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