需要安定、就労環境など課題
地方部におけるガイド人材の不足について、観光庁の有識者会議が現状や課題を検討し、取り組みの方向性を中間報告にまとめた。ガイドの不足には地域ごとにさまざまな要因があるが、地方部での人材の確保・育成に向けて、安定的な需要の創出、オフシーズンにおける他部門での活用を含めた就労環境の改善、担い手の多様化などに地域一体で取り組む必要性を提言した。観光庁は、ガイドの需要・供給の状況や就労実態などについてさらに調査を実施し、2024年度末に向けて有識者会議での検討を継続する考えだ。
「地方部における観光コンテンツの充実のためのローカルガイド人材の持続的な確保・育成に向けた有識者会議」(座長・矢ケ崎紀子東京女子大学教授)が5月から議論。全国通訳案内士、地域通訳案内士などの資格の有無を問わず、特定の地域に精通したガイドについて幅広く議論したが、訪日外国人旅行者を対象に有償でガイドを行う人材を中心に検討した。
中間報告では、ローカルガイドの持続的な確保・育成のためには、「ローカルガイドの担い手の裾野を広げ、安定的な需要をつくる好循環を地域で創出することが重要」と指摘。地域におけるガイドの実態や地域の目指すべき姿に応じ、必要となるローカルガイドの質と量について整理した上で、地域の関係者が一体で戦略的に取り組むことが有効と報告した。
中間報告に盛り込まれた地域に必要とされる主な取り組みは次の通り。
会員向け記事です。