城、寺、古民家活用を支援 観光庁が補助金で公募


 観光庁は10日、城や社寺、古民家における高付加価値な滞在環境を中心とした観光まちづくりの成功事例を創出する「訪日外国人旅行者周遊促進事業費補助金(歴史的資源を活用した観光まちづくり事業)」の公募を開始した。応募は3月9日まで。選定結果の通知は3月下旬ごろ。

 応募は、「城泊」(天守などを利用した宿泊)、「寺泊」(寺社を利用した宿泊)、古民家泊をすでに実施している地域が対象。城泊の場合は、未実施であっても具体的に計画している地域を対象に含む。補助対象の事業者は、自治体などを中心に構成される地域協議会、DMO、民間事業者など。

 補助対象の経費は、多言語対応やITを活用した情報提供・案内・予約システムの整備などの訪日客受け入れ環境整備▽プログラム開発やモニターツアーの実施、コンシェルジュ養成などの訪日客向けの体験型・滞在型コンテンツの魅力向上―など。補助率は2分の1で、上限額は1千万円。

 詳細は観光庁ウェブサイト(https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics05_000402.html)に掲載されている。

 
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