兵庫県の城崎温泉観光協会が主催する「第16回冬の城崎まるかじりキャンペーン」が8日、大阪市のホテルグランヴィア大阪で開かれた。松葉ガニ漁の解禁に合わせた恒例行事で旅行会社などから約300人を招待。城崎の冬の味覚である松葉ガニをふるまったほか、観光情報を紹介して送客への協力を求めた。
津居山漁港に水揚げされた松葉ガニを用意し、刺身やゆでガニ、雑炊などに調理し、旬の味を提供した。また、カニ競りを模したイベント=写真=も盛り上がった。
今回から新たに観光情報のプレゼンテーションを行った。城崎温泉観光協会の高宮浩之広報部長が新たな取り組みを中心に紹介した。ICカードやおサイフ機能付き携帯電話で外湯の利用や買い物ができる「ゆかたクレジット事業」をPR。日本一浴衣の似合う町を目指し、今年開催した浴衣に関する大型イベントの「城崎ゆかたコレクション」「ゆかたフェスタ城崎ゆかた祭り」「ミスゆかたコレクション」の成果なども披露した。
また、山陰海岸が今年10月、世界ジオパークに認定されたことから、城崎温泉に近い玄武洞を紹介。玄武洞は国指定の天然記念物の洞窟で、世界ジオパークに認定された貴重な地質が見学できる。城崎温泉からは車で約7分。自転車でも行ける距離にあることから、電動アシスト付き自転車やレンタサイクルなどの貸し出しも検討している。