
塚島部長(中央)と新旧体制の役員
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部は16日、東京の都道府県会館で定時総会を開き、塚島英太部長(長崎県・ホテル長崎)の続投を正式に承認した。2期目となる塚島部長体制は「『温故知新』~観光の中心で咲き誇る礎たれ~〝Always be yourself〟」をスローガンに掲げ、「宿泊観光産業の地位向上」「時流を見極めた販売流通戦略の策定」「安定した雇用確保や次代人材育成の強化推進」などの重点項目に取り組む。
青年部長は1期2年で交代するのが通例だが、異例の2期目となった。昨年9月19日の臨時総会で次期部長予定者として塚島氏の続投が承認されていた。
塚島部長は「コロナからの復活、地方観光が抱える課題の解決と、2年間で歩んだ道は平たんではなかったが、多くの部員に支えられてここまで来た。来期(25・26年度)も部員一人一人の高い志、行動力をもって、宿泊観光産業を日本の基幹産業に押し上げるため活動する」と〝塚島体制2・0〟の始動に当たり所信を述べた。
25・26年度は「総務研修」「財務広報」「組織戦略」「政策渉外」「労務人材」「流通DX」「未来事業」の7委員会で活動する。
政策渉外委員会は業界の課題解決に向けた陳情活動、労務人材委員会は人手不足解消に向けた業界の魅力発信や外国人材活用に関する調査研究、流通DX委員会はOTA、旅行会社各社との関係構築や「宿の日」企画の立案を行う。
「宿フェス」「旅館甲子園」など青年部オリジナルのイベント、日本学生観光連盟と連携したインターンシップ事業「若旦那・若女将密着体験プロジェクト」は未来事業委員会が担当する。
会には観光庁の羽矢憲史・観光産業課長、厚生労働省の大塚憲孝・生活衛生課長補佐、全旅連の井上善博会長、全旅連女性経営者の会の高橋美江会長が出席。塚島体制2期目の船出を祝うあいさつをした。
25・26年度の主な役員は次の通り(敬称略、カッコ内は出身県)。
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