「塩原八弥(やや)が待ってるよ!」―塩原温泉(栃木県那須塩原市)で温泉を擬人化したキャラクター「温泉むすめ」を活用した誘客プロジェクトが6月20日、始まった。パネルの一斉公開やお得なキャンペーンなどでアニメ好きの若者らの誘客につなげる。
温泉むすめは2017年、都内のイベント会社が手掛けた全国の温泉地応援プロジェクトで、塩原では「やや」がいたが、「これまであまり活用されていなかった」と塩原温泉観光協会の君島将介会長(光雲荘)。
せっかくの素材を生かさない手はないと、市商工会塩原支部のメンバーらが中心となって「プロジェクト88(やや)」を結成、活用策を探った。
ややの等身大や小型のパネルを作り、宿泊施設や飲食店など24カ所で一斉に公開。また、公開を記念してポストカード(限定2500枚)を作り、宿泊施設利用者や、1人500円以上の買い物をした人などにプレゼントする。
宿泊施設では7月末まで「やや割やや得キャンペーン」を実施。日帰り入浴を200円引きとしたり、デザートを無料で提供したりする。