外務省は8日、中国に対する査証(ビザ)の発給要件を緩和すると発表した。対象は個人観光の数次ビザ。運用の開始時期や詳細は検討中。
観光振興や震災復興を目的に、最初の訪日時に沖縄県または東北3県(岩手県、宮城県、福島県)のいずれかに1泊以上する個人観光客に数次ビザを発給しているが、過去3年以内に訪日歴がある人については、経済力の要件を緩和する。
さらに個人観光では、沖縄県、東北3県への宿泊を条件としない数次ビザを新たに導入。ただ、「相当の高所得者」に限る方針。
このほか商用目的の人や文化人、知識人などの数次ビザの要件を一部緩和する。