阪神電鉄の子会社で音楽、イベント事業を手掛ける阪神コンテンツリンクは5月30日、インバウンド向けの相撲ショーホールを大阪・難波エリアにある商業施設「なんばパークス」にオープンした。「メインターゲットである欧米豪を中心に、現在30カ国ほどから予約をいただいている」という。
この施設は「THE SUMO HOLL 日楽座 OSAKA」(ザ・スモウホール ヒラクザ オオサカ)。日楽座には、「日本の魅力を深掘り、再発見し、世界中に日本文化の新たな楽しみ方を発信する」という意味を込めた。
広さは約330平方メートルで、座席数は約180。実物大の土俵を設け、食事をしながら英語の解説付きで元力士の相撲ショーを楽しめる。相撲スーツを着て力士と対戦できるほか、記念撮影もある。
営業時間は11~23時で、相撲ショーは18時と21時から。1日1回公演の時は19時から。料金は弁当と1ドリンク付きで、S席1万6千円、A席1万2500円(子供9千円)、B席9500円(同7千円)。追加料金でハラール弁当やヴィーガン弁当なども対応する。
同社は「外国人観光客が日本文化に触れ、貴重な体験を創出する新たな体験スポットとして、地域経済の活性化に寄与する」と話している。
実物大の土俵ステージを囲むように配列された座席