訪日外国人観光客の北海道内周遊の利便性向上へ、北海道中央バス、道南バスなど道内の19バス事業者が連携して、都市間高速バスなどが乗り放題となる全道版の周遊パス「Hokkaido Budget Bus Pass」を設け、1日から販売を始めた。
2017年から実施している道央圏を対象とした周遊パスが好評なことから、今回、これに加えて対象地域や路線を大幅に拡大した全道版の周遊パスを北海道運輸局の支援を得て実現した。
対象は約800路線で、予約制の都市間バスや道東・道南地域の路線バスなどの利用もできる。
料金は、有効期間3日間のパスが1枚1万1千円、5日間が1万7千円で、12歳未満はそれぞれ半額。
英語、中国語、韓国語に対応した専用サイトを通じて購入し、パスポートとメールで受け取った購入証明書を空港やバスターミナルなどにある道内19カ所の窓口に提示してパスを受け取る。専用サイトからは都市間バスの予約もできる。
北海道では、外国人観光客の増加が続く中で、道内各地への交通利便の向上が大きな課題となっている。関係者は、全道版の乗り放題パスを通じて、外国人観光客の利便を高め、地域への周遊や交流の拡大につなげたいと力を入れている。
上記2社以外の連携バス事業者は以下の通り。
ジェイ・アール北海道バス、じょうてつ、道北バス、札幌ばんけい、北都交通、ふらのバス、空知中央バス、ニセコバス、十勝バス、北海道拓殖バス、北海道北見バス、くしろバス、阿寒バス、北紋バス、函館バス、函館帝産バス、網走バス。