内閣府、財務省はこのほど、法人企業景気予測調査の2019年10~12月期分を公表した。同期の自社の景況判断BSI(前期比で景況が上昇の企業割合から下降の企業割合を引いた値)は大企業で前期(19年7~9月期)比7.3ポイント減のマイナス6.2と、同年4~6月期以来2期ぶりのマイナス圏となった。来期(20年1~3月期)は大企業でプラス圏に回復する見通し。
大企業(資本金10億円以上)のうち、製造業はマイナス7.8、非製造業はマイナス5.3で、前期からそれぞれ7.6ポイント、7.1ポイント低下した。非製造業で前期のプラス圏からマイナス圏に転落。製造業はマイナス幅が拡大した。
中堅企業(同1億円以上、10億円未満)は同11.2ポイント減のマイナス10.7。前期のプラス圏からマイナス圏に落ち込んだ。
中小企業(同1千万円以上、1億円未満)は同6.3ポイント減のマイナス16.3。前期からマイナス幅が拡大した。
来期は大企業が今期比8.2ポイント増の2.0と、プラス圏に回復の見通し。中堅企業は同9.8ポイント増のマイナス0.9、中小企業は同6.7ポイント増のマイナス9.6と、ともにマイナス幅が縮小の見通し。