大和ハウスグループの大和リゾート(本社東京都江東区、柴山良成社長)はこのほど、大阪、京都、名古屋の3都市でシティホテル1施設、ビジネス系ホテル4施設の計5施設を来年4月から順次開業すると発表した。
同社はリゾートホテルを中心に28ホテルを運営。今回、インバウンド需要の増加に対応し、都市部でホテルを新規開業する。これまでの都市型ホテルと違い、リゾートホテルの運営ノウハウを生かしたスタイルにする。
今後、年間3~4ホテルを全国主要都市で新規開業。東京五輪が開催される2020年までに都市部のホテルを10施設に増やし、既存のリゾートホテルと合わせて多様な顧客ニーズに対応する。
シティホテルは京都駅八条口から徒歩3分。京都という立地特性を生かし、日本の伝統的なテイストを随所に取り入れ、特に外国人がイメージする和のデザインを採用する。7~9階は特別仕様の「クラブフロア」とし、同フロア宿泊者専用のサービスを用意する。全てのスタッフは英語対応が可能。今後展開する都市型ホテルのフラッグシップと位置付ける。
ビジネス系ホテルは大阪、名古屋にそれぞれ2カ所。レジャー目的でも十分に寛げるリゾート感あふれるホテルとして、施設によって大浴場や女性専用フロアを導入。「女性にも喜ばれるホテル」を目指す。