南九州3県(熊本県、宮崎県、鹿児島県)とJR西日本は3日、大学生に旅行プランを提案してもらう南九州カレッジの中間報告会を大阪市内で開催した。8月に行った南九州3県での現地実習の成果などを踏まえ、大学生らが3県やJR西日本の担当者を前に旅行プランの検討内容を説明した。
過去3回実施した「ユニバーシティ・カレッジ南九州」を今年度から「南九州カレッジ」へと名称を変更し、修学旅行に加え、個人旅行も対象にした。従来の中高生向けの内容から、大人も楽しめる本格的なアクティビティや食についても行程に含まれるようになった。
関西大学(大阪府)は、熊本県への旅行を大学3、4年生をターゲットに提案。旅行者が気に入った阿蘇の産品をSNSに投稿する「ASO1」グランプリなどを提案した。
神戸松蔭女子学院大学(兵庫県)と清泉女子大学(東京都)は、鹿児島県で明治維新などをテーマに研修。神戸松蔭女子学院大学は明治維新150周年を「150」(行こう)と表現した発表を行った。
広島経済大学(広島県)と和歌山大学(和歌山県)は、宮崎県でのプランを提案。広島経済大学は、スポーツを中心とした教育旅行を、和歌山大学は「命を学ぶ修学旅行」としてアクティブラーニングを取り入れるプランを紹介した。