大建工業(大阪市)は6月21日、旅館・ホテルなどの公共・商業施設向けの室内ドア「hapia public(ハピア パブリック)」を新発売する。不特定多数の人の利用を想定した片開きドアで、トイレやスタッフルーム、試着室など、さまざまな空間に応じて使える。
ドアの表面は、すり傷に強く、汚れがつきにくいオレフィンシートを採用。メンテナンス性にも優れている。扉デザインは、オーソドックスなものからトイレ向けの明かり窓の付いたものなど8種類を用意。7色のカラーバリエーションから選べる。
公共・商業施設のドアは、多数の人が使うため、ハンドル部、扉下部、戸先部に傷や汚れがつきやすいとされる。そのため、摩擦や衝突から扉を守るために、メラミン化粧材の扉ガードをオプションで取り付けることも可能だ。
住宅用には設定のないドアクローザーの取り付けが可能なタイプも用意した。ドアクローザーを設置することで扉を開けたままにでき、ゆっくりと閉めることができる。高齢者から子供までが使用する共用部でも安心して使える。
住宅よりも内装の色あいの幅が広い公共、商業施設に向けて、使う場所や用途ごとに好みの色を選べるカラフルなレバーハンドルも用意した。
同社は近年、公共・商業施設分野を重点市場の一つとしているが、これまで同分野に向けた室内ドアのカタログ品設定はなく、物件ごとの個別案件として対応していた。そこで、今回、重点市場に向けた取り組み強化の一環として、公共・商業施設用の室内ドアをカタログ標準品として新たに設定し、製品対応力の向上を図る、としている。
この件についての問い合わせ先は大建工業・市場開発部TEL03(6271)7873。