修学旅行での手荷物運送
千葉県船橋市を拠点に貨物輸送事業を全国展開する大栄運送(山本龍二社長)が、大手運送会社寡占状態だった修学旅行での手荷物輸送領域に風穴を開けようと奮闘している。大手旅行会社のほか、全国の地元中堅旅行会社にも営業活動を拡大。教育旅行担当者の営業フローなどを理解した上でのやりとりなどが好評で、発注旅行会社の約9割がリピーターになっている。
大手旅行業出身の山本社長によると、修学旅行の手荷物輸送は、価格面での優位性もあって大手運送会社の寡占状態。旅行会社は大手運送会社の受注条件をのまざるを得ない場面も多く、旅行会社の営業マンは見積もりなどで苦労することも多いという。「修学旅行契約の苦労を知るわれわれだからこそ、営業マンに寄り添い、サポートできるようなサービスができる」と山本社長。同社では旅行間際の再見積もり、手配などにも迅速かつ丁寧に対応する。復路の宿泊施設からの自宅配送手荷物も、大手運送会社に比べ短期間での配送を実現。さらに手荷物の配送状況を営業マンにも共有するなど、旅行会社のニーズに即したサービスを心掛ける。
「修学旅行の思い出が詰まった大切なお荷物をお届けする」という「おもてなしの心」を重視する同社では、旅行先での荷物の積み下ろしにも気を配る。同社の営業担当者もしくは同社契約のセンディング・スタッフが現地に行き、運送ドライバーのサポートなどを行うのだ。「センディング・スタッフは旅行手荷物の扱いに慣れており、安心感がある。またサポートがあることでドライバーも安心して仕事ができる。経費はかかるが、よりよい修学旅行手荷物輸送のための必要経費と考えている」と山本社長。
同社は約50社の運送会社や大手引越会社と提携を結び、全国各地の修学旅行に対応している。山本社長は「一度利用すれば、他社との違いを実感してもらえるはず。ぜひ見積もりを取ってみてほしい」とアピールした。
問い合わせは同社営業(山本成雄)TEL090(4271)9193、Eメールsales@daieitransport.comまで。