南海電鉄とSkyDrive(愛知県豊田市)は7日、大阪エリアと和歌山エリアでの「空飛ぶクルマ」の運航を目指し、連携協定を締結した。
SkyDriveは、空飛ぶクルマの機体メーカーとして、日常の移動に空を活用することを目指し、現在は2人乗りの機体を開発。2025年の大阪ベイエリアでのサービス開始を皮切りに、大阪エリアでの事業拡大を目指している。
また、南海電鉄は新たな技術を活用したモビリティの導入が先進的で魅力あるエリアを構築できると考える。空飛ぶクルマを沿線地域で早期に活用することで「住みたいまち・訪れたいまち」としての価値向上、同社が掲げるサステナブル重要テーマの一つである「夢があふれる未来づくり」の推進につなげる。
両者は空飛ぶクルマの運航に向けて、(1)同事業における各当事者の役割(フィールドの提供、ポートの整備、集客・チケット販売、機体の運航など)(2)南海電鉄の沿線地域や商業施設などを中心とした本事業の具体的な運航ルート(3)オペレーション(運航時に必要な仕組みなど)(4)収支予測―を中心に検討を進める。
空飛ぶクルマ