大阪府、大阪市、大阪商工会議所は10月29日、大阪市の大阪産業創造館で「IR&インバウンドセミナー IRについて知り、インバウンドビジネスの未来を考える」を開催した。
金森佳津・大阪府・大阪市IR推進局理事があいさつに立ち、「11月に結果の出る万博誘致と合わせて2024年にIRを夢洲に開業できるようがんばりたい」と話した。 その後、「大阪IR実現にむけて」と題し、井谷宣明・大阪府・大阪市IR推進局推進課長が登壇=写真。
大阪のIRの基本コンセプトは、「大阪・関西の持続的な経済成長のエンジンとなる、世界最高水準の成長型IR」と説明。大阪IRの目指す姿を(1)大阪、関西、日本観光の要となる独創性に富む国際的エンターテイメント拠点の形成(2)世界水準の競争力を備えたオールインワンMICE拠点の形成(3)世界に類をみない魅力ある空間形成、最先端技術の活用によるスマートリゾートの実現(4)世界の先進事例を進化させた総合的な懸念事項対策―とした。
続いて、「大阪・関西をとりまくインバウンドの現状と今後」と題し、中村哲也・大阪観光局プロモーション部情報発信担当兼経営企画室担当部長、「インバウンド増加に対応するビジネス事例~地域内経済循環の視点から~」と題し、加藤司・大阪商業大学教授がそれぞれ講演した。