
大阪府は、2025年に開催予定の大阪・関西万博に、府内に在住・在学の4~17歳の子ども約102万人を1回無料招待する。8月30日に吉村洋文知事=写真=が定例会見で発表した。
対象となるのは、府内の学校に在学する小・中・高校生約88万人と、府内在住の4、5歳児約14万人。府内の児童生徒については教育活動の一環として学校単位で招待する。4、5歳児、府外の学校に通学中の児童生徒、学校に通っていない当該年齢の子どもについては、各家庭からの申請方式で入場券を配布する。
2回目以降についても、府内の各市町村の希望に沿って検討、調整の上、実施する方針だ。
事業費は9月提案予定の補正予算に盛り込む。次年度執行分も含め、総事業費は約20億円の見込み。吉村知事は「万博は『未来社会のショーケース』。これから未来社会を作る子どもたちに、万博を見て、インスピレーションを受けてほしい」と語った。