大阪観光大学(大観大、大阪府熊取町、山田良治学長)は3日、大観大キャンパスで「観光シンポジウム2023」を開催した。大観大が今年度実施したリカレント講座の修了式の後、講師陣らによるパネルディスカッションなどを実施。日本各地から集まったDMO関係者や観光関連事業者らは、パネリストらによる多様な視点からの意見に聞き入っていた。
シンポジウムは、大観大が今年度文部科学省から受託したリカレント教育推進事業「観光DX人材育成講座応用編」の一環。第1部では講座の受講生に山田学長が修了証を手渡したほか、最終課題で優秀賞を得た受講生らの成果発表と、事業責任者を務める小野田金司・大観大教授による事業総括を行った。
成果発表では、地元DMOの課題の洗い出しと今後の取り組み方針や、AI技術を活用した観光マッチングのアイデア提案など、受講生の課題感や講義内容を生かした発表が行われ、講師陣からも着目点を評価したり、実際の取り組みを後押ししたりするコメントが聞かれた。
第2部では、「観光DXと地域観光」「アフターコロナの観光人材教育」「観光産業の働き方改革」の三つをテーマにした講師陣らによるパネルディスカッションを実施した。
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