日本一小さな航空会社、天草エアライン(熊本県天草市)は、「牛深ハイヤ祭り」に参加する日帰りツアーを発売した。「旅行業取得後、第1弾の旅行商品」という。催行日は4月17日、料金は1万1千円。
ハイヤ祭りは、江戸時代後期に牛深の船乗りや女性たちが歌い踊った祭り。「天草エアラインを利用し、福岡―天草間を約35分で移動できることで日帰りツアーが可能となった」という。
天草エアラインは1998年設立、2000年に運航を開始。天草を拠点とした日本初の第3セクター方式の航空会社で、天草―福岡・熊本、熊本―大阪の3路線を双発機、空飛ぶイルカ号「MIZOCA」=写真=で運航する。
旅行業取得を機に、天草市、上天草市、苓北町にある観光資源を地元目線で旅行商品化し、「航空機利用だからこそできる、滞在時間をしっかりと確保した充実した旅行商品や快適な移動を企画、販売、運航までをワンストップで提供していく」と意気込む。