岐阜県の奥飛騨・高山地区にある旅館・ホテル5館が共同で、自然環境の維持と改善を図る環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」のグループ認証取得を目指す。2日、高山市の高山グリーンホテルでキックオフ会を開いて、発表した。
取得を目指すのは高山グリーンホテル、本陣平野屋花兆庵、スパホテルアルピナ飛騨高山、宝生閣、穂高荘山月。JTB協定旅館ホテル連盟のISO14001グループ認証取得支援制度を活用した。
「環境と経済の共生」を環境理念とする同地区は、ISO取得によって「旅行者に魅力的な地域資源とのふれあいの機会が継続的に提供され、地域の暮らしが安定し、資源が守られていくことを目標とする」という。従来の旅行者に加え、エコツアーへの参加を目的とする新たなマーケット層を取り込めると期待する。10年2月の取得予定。
JTB旅ホ連から環境ISOグループ認証取得の支援を受けた地域は奥飛騨・高山地区が8例目。岐阜県では今年1月に取得した下呂温泉の5旅館に続く取り組みとなる。
5館の代表者が出席したキックオフ会(高谷グリーンホテルで)