兵庫県姫路市は15日、石見利勝市長をはじめ、観光、商工関係者らをメンバーとするキャラバンを東京の大手旅行業者に派遣。秋からの観光魅力を説明し、多くの商品化と送客を求めた。
参加したのは行政と姫路商工会議所、姫路観光コンベンションビューロー、民間の観光事業者、市のミス「姫路お城の女王」ら。
東京・新橋の日本旅行本社を訪れた一行は、新型インフルエンザによる風評被害の現状を述べるとともに、10月の「姫路城観月会」、11月の「姫路城・秋の特別公開」など、市内で行われる秋のイベントを紹介。
また、今年10月から平成26年度まで行われる「姫路城大天守保存修理工事」を説明した。「昭和の大修理」から45年ぶりの大規模な修理工事に入るが、来年3月まで従来通り見学可能なことや、大天守が素屋根で覆われる平成23年度から約3年間も、内部に見学用スペースを設け、修理の様子を公開、観光客に対応することを説明した。
姫路市の石見市長は「姫路は元気です。秋に向けて、大いに売り込んでいきたい」とはっぴ姿でPR。日本旅行の丸尾和明社長は「当社は6月中旬から関西地域を対象に、応援キャンペーンを行っている。風評被害を早く克服してもらうよう、今後もさまざまな形で取り組んでいきたい」と、市の観光復興へ全面支援を約束した。
姫路市の石見市長(写真中央)と日本旅行の丸尾社長(同左)