ひめじの黒田官兵衛 大河ドラマ館(兵庫県姫路市家老屋敷跡公園内)が12日に開館した。2015年1月10日まで。今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主人公の黒田官兵衛は、1546年に姫路城(現存の姫路城とは異なる)で生まれたことから、姫路市は官民挙げて、黒田官兵衛ゆかりの地としてPRしている。
ドラマ放送に合わせ、姫路城の南側に当たる家老屋敷跡公園内に大河ドラマ館と、国指定重要文化財で通常は非公開の姫路城内「リの一渡櫓」に「官兵衛の歴史館」を開設。歴史館は先行して開館していた。
大河ドラマ館は、約500平方メートルの平屋建て。ドラマの物語や出演者をパネルで紹介。小道具や衣装も展示されている。中央部分は、官兵衛の時代の姫路城として、幟に囲まれた物見櫓や官兵衛の居室を再現。官兵衛が幽閉された有岡城の牢獄も再現されており、来場者は牢獄内に入ることができる。
歴史館は、漫画家の本山一城氏の所蔵する黒田官兵衛に関する本山コレクションの中から甲冑やマントなどを展示。黒田家家臣団である黒田二十四騎も甲冑で再現した。
ひめじの黒田官兵衛 大河ドラマ館