リクルートライフスタイルの旅行サービス「じゃらん」はこのほど、旅行サイト「じゃらんnet」の2019年夏の宿泊予約状況、アンケート結果から、今夏の国内旅行動向を発表した。調査、アンケート結果から、予約のピークは8月11日(日)で、昨夏は猛暑日となるなど、旅行中は暑い昼の時間帯での活動より、朝、夜の時間を有効活用した体験型アクティビティの利用が注目されているという見解を示した。
今夏の旅行動向の調査は、7月13日~8月31日を対象期間に、じゃらんnetの6月7日時点での予約人泊数実績をもとに算出。アンケートは5月31日~6月3日に全国の20~69歳の男女にインターネットを使い「夏の旅行における国内旅行について」をテーマに尋ね、「人気の旅行先」「朝、夜に人気の体験型アクティビティ」のランキングを発表している。有効回答数は2058件。
夏の旅行動向では、8月10日(土)~19日(日)を9連休と見立て、前年同時期と比較。「山の日」の11日が前年同期比9ポイント増となり、前年は初日が混雑のピークだったが、今年は2日目がピークとなった。(※表参照)
夏の人気旅行先ランキングでは、北海道が第1位に。注目は、トップ10外から今年8位となった福岡。人気イベントの開催に加え、アジア圏からの観光客の増加を背景にホテルの新設や改装があり、受け入れ可能数が増加したことが影響した。
夏のアクティビティの利用については、朝、夜に観光、アクティビティを活用したいと答えた人は全体の64.4%と3人に2人の割合となった。朝、夜に活動したい理由は、「時間を有効に使えるから」「涼しいから、昼が暑すぎるから」「朝、夜しか見られない景色があるから」が上位を占めた。
ランキングの詳細は次の通り。
■夏の人気旅行先
1位・北海道(昨年1位)▽2位・沖縄県(同2位)▽3位・東京都(同3位)▽4位・静岡県(同4位)▽5位・千葉県(同5位)▽6位・大阪府(同6位)▽7位・長野県(同7位)▽8位・福岡県(同トップ10外)▽9位・兵庫県(同9位)▽10位・神奈川県(同8位)
■夏の「遊び・体験予約」人気アクティビティ
◎朝(体験開始が6時以降、終了が10時以前)
1位・熱気球▽2位・クルーズ、クルージング▽3位・釣り▽4位・カヌー、カヤック▽5位・シュノーケリング、ボートシュノーケル▽6位・グラスボート▽7位・スキューバダイビング▽8位・マングローブカヤック、カヌー▽9位・ラフティング▽10位・寺院、寺社巡り
◎夜(同開始19時以降)
1位・クルーズ、クルージング▽2位・ナイトツアー▽3位・自然体験▽4位・花火大会▽5位・屋形船、納涼船▽6位、カヌー、カヤック▽7位・リラクゼーション▽8位・昆虫採集▽9位・島旅行、島巡り、離島ツアー▽10位・写真体験