経済産業省がこのほど公表した今年4月の第3次産業活動指数(2010年=100)は、前月比0.8%増の107.3と3カ月ぶりに上昇した。「第3次産業活動は持ち直しの動きにあるが、一部に弱さが見られる」(同省)。業種別では宿泊業が7.5%増の130.7と、9カ月連続で上昇した。
第3次産業活動指数は、サービス業など第3次産業に属する産業の経済活動を総合的に捉えた指数。
宿泊業のうち、旅館は12.6%増の93.2と、2カ月ぶりに上昇。ホテルは7.3%増の155.0と、9カ月連続で上昇した。
ほかの業種を見ると、旅行業は13.7%増の102.3。このうち国内旅行は0.5%増の103.9。海外旅行は15.8%増の74.0。外人旅行は0.1%増の370.4。
遊園地・テーマパークは8.3%減の115.6。国内航空旅客運送業は3.2%増の130.4。鉄道旅客運送業(JR)は前月並みの109.0。
これらを含めた観光関連産業全体は0.8%増の111.9。