宿泊施設の課題に向き合い、発展に貢献
GRIT(グリット、千葉県柏市)社長の柳通勇氏にサービスの紹介や、今年の抱負などを聞いた。
――御社の紹介を。
柳通 目標に向かってやり切ることで、結果を出すことが大切だという思いを込めて、2021年3月に設立。旅館・ホテル向けのシステム開発や、ITサポートなどを中心に展開している。
――宿泊市場の現状をどう認識しているか。
柳通 「単価向上」「業務効率化」がキーワードと捉える。特に後者についての意識を少し変えるだけで、中長期的な視点に立った時に大きな改善につながることを業界全体に提唱したい。
――宿泊管理システム(PMS)「every+1(エブリワン)」シリーズの説明を。
柳通 タブレットやスマートフォンに対応し、フロントなど場所を特定することなく対応し、業務効率化に貢献する。PMSの導入をためらっている方々にも使いやすい設計で、施設運営に必要な機能は全て網羅した。
現在、中小規模の宿泊施設を中心に活用が広がり、2時間もの業務時間の短縮を実現した施設も存在する。
――昨年8月にリリースした「every+1 IN(エブリイン)」については。
柳通 宿泊者カードを紙から電子化に移行し、チェックインをスマート化。メールアドレスや領収書宛て名などを設定でき、カスタマイズも可能。また、every+1と連携をすると、予約情報の連携が可能となり、2次元バーコードを読み取ることで、内容の確認と電子署名のみでチェックインを実現する。
――旅館・ホテルにメッセージを。
柳通 昨今、「DX化」が叫ばれているが、進んでいるのはほんの一部のため、施設の皆さまの個々の課題に真摯(しんし)に向き合い、発展に貢献していきたい。
GRIT
【本社】千葉県柏市若柴178の4 148街区2 柏の葉キャンパス 148街区2 ショップ&オフィス棟6F
【設立】2021年3月31日
【事業内容】宿泊施設向け業務支援アプリ「every+1」開発・販売、販売支援、ITサポート・コンサルティング
【資本金】1600万円
【従業員数】5人
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