東京商工リサーチによると、2017年度(2017年4月~2018年3月)の宿泊業の倒産(負債1千万円以上の企業倒産。法的倒産と私的倒産を含む)は81件、負債総額は415億7千万円だった。件数は前年度比9・5%増加(7件増)。額は同20・8%増加した。
件数は2年ぶり、額は3年ぶりに前年度を上回った。ただ、過去20年間で2016年度に次ぐ2番目に低い水準だった。
地区別では中部が14件から29件、中国が2件から9件に増加。東北、関東、北陸、九州は減少した。
形態別では、業績不振で別途設立した新会社に事業移管し、継続する事業再生スキームによる旧会社の特別清算が前年度比61・5%増の21件と、約4分の1を占めた。