経済産業省がこのほど公表した今年3月の第3次産業活動指数(2010年=100、季節調整値)は、前月比0.3%減の105.0と、2カ月ぶりに低下した。「総じてみれば第3次産業活動は一部に弱さがみられる」(同省)。業種別では、宿泊業が同0.4%増の113.0と、2カ月連続で上昇した。
第3次産業活動指数はサービス業など第3次産業に属する産業の生産活動を総合的に捉えた指数。
宿泊業の中では、旅館が同1.5%減の86.7と、3カ月ぶりに低下。ホテルが同1.3%増の128.9と、2カ月連続で上昇した。
旅行業は同2.9%増の92.6。このうち国内旅行は同1.1%増の97.6。海外旅行は同6.7%増の71.6。外人旅行は同0.4%減の314.2。
このほか遊園地・テーマパークは同7.6%減の110.8。航空旅客運送業は同0.4%減の134.3。これらを合わせた観光関連産業全体は前月並みの107.8。