総務省の労働力調査によると、今年5月の完全失業率(季節調整値)は2.9%で、前月比0.3ポイント上昇した。このうち男性は3.2%で同0.3ポイント、女性は2.5%で同0.2ポイントそれぞれ上昇した。
2017年6月から36カ月連続で2%台を記録。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、男性は3カ月連続、女性は2カ月連続の上昇となった。
同月の完全失業者数は198万人で、前年同月比33万人増加。このうち「新たに求職」が14万人増加。「勤め先や事業の都合による離職」が12万人増加。「自発的な離職(自己都合)」が5万人増加。いずれの求職理由も増加した。
同月の就業者数は6656万人で、同76万人減少。このうち「宿泊業、飲食サービス業」は376万人で、全産業の中で最も多い同38万人減と、前月に続き大きく減少した。