総務省はこのほど、サービス産業動向調査の5月分速報を公表した。同月の宿泊業の売上高は前年同月比0.7%減の4582億1100万円と、7カ月ぶりに減少した。サービス産業全体は同0.5%増の30兆4164億8300万円と、19カ月連続で増加した。
宿泊業は旅館・ホテル、簡易宿所、下宿業の売り上げの合計。
ほかの業種を見ると、飲食店が同2.0%減の1兆6198億9千万円。娯楽業が同6.0%減の2兆8344億5500万円。道路旅客運送業が同0.4%減の2936億500万円。
9の産業大分類別では、「宿泊業、飲食サービス業」など4業種が前年同月比減少。「運輸業、郵便業」など5業種が増加した。
「宿泊、飲食は」同1.4%減の2兆2930億5800万円。「運輸、郵便」は同3.1%増の5兆3688億4200万円。「生活関連サービス業、娯楽業」は同5.8%減の4兆108億7600万円。
宿泊業は0.4%増加 5月の従事者数
5月のサービス産業の事業従事者数は、宿泊業が前年同月比0.4%増の74万3100人と、9カ月連続で増加した。サービス産業全体は同0.6%増の3057万5500人。
ほかの業種を見ると、飲食店が同0.2%減の437万2600人。娯楽業が前年同月並みの100万4200人。道路旅客運送業が同1.3%減の56万9700人。
9の産業大分類別では、「宿泊業、飲食サービス業」「生活関連サービス業、娯楽業」「学術研究、専門・技術サービス業」の3業種が減少。ほかの6業種は増加した。