富山県の春を代表する二つのイベント「立山黒部・雪の大谷フェスティバル」「となみチューリップフェア」の宣伝に立山黒部貫光と砺波市のPR隊が3月25日、東京の観光経済新聞社を訪れた。
富山県と長野県を結ぶ山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」は今年度、4月15日に全線開通する。開通に合わせたフェスティバルでは、高さおよそ20メートルの雪壁の間「雪の大谷」を歩く「雪の大谷ウォーク」ほか、滑り台、迷路など雪を使ったアトラクションを室堂ターミナル周辺に開設する。
このほかトロリーバスとロープウエーの大観峰駅にも「雪のポケット」「雪のトンネル」などのアトラクションを作る。有名な雪の大谷ウォーク以外のアトラクションもアピールしようと、イベント全体の名称も「ウォーク」から「フェスティバル」に変更した。
チューリップ球根の出荷量日本一を誇る砺波市で行われるチューリップフェアは4月22日から5月5日まで。会場の砺波チューリップ公園には、21万本のチューリップで描く「大花壇の地上絵」、3万本のチューリップで作る「花の大谷」を開設する。チューリップの地上絵は毎年趣向を変えて制作しており、今年のテーマは「魔法」。場内の「チューリップタワー」から花のアートを一望する。
砺波市の観光大使「プリンセスチューリップ」の野村芽衣さんは「魔法にかかり、笑顔の花を咲かせてほしい」とフェアへの多くの来場を呼び掛けた。
笑顔でフェアの魅力をアピールする野村さん(右から2人目)