日本政策金融公庫がこのほど行った全国小企業月次動向調査によると、今年3月の売上DIは前月比24.0ポイント増のマイナス26.0だった。サービス業など非製造業6業種全てのDIがマイナス水準ながら前月を上回った。4月も全ての業種で上昇の見通し。
DIは前年同月比で売り上げが増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値(季節調整値)。
3月の売上DIを業種別に見ると、製造業が24.9ポイント増のマイナス21.1、非製造業が24.3ポイント増のマイナス26.5。
非製造業6業種では、サービス業が31.6ポイント増のマイナス20.5、運輸業が45.5ポイント増のマイナス13.4、飲食店が29.8ポイント増のマイナス52.4。
4月の見通しは全業種計で3月実績比8.7ポイント増のマイナス17.3。
業種別では、サービス業が6.4ポイント増のマイナス14.1、運輸業が0.8ポイント増のマイナス12.6、飲食店が24.7ポイント増のマイナス27.7。
調査は今年4月1~9日、同公庫取引先1500企業に実施。このうち1284企業から有効回答を得た。