日本政策金融公庫の全国小企業月次動向調査によると、今年8月の小企業の売上DI(前年同月比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値、季節調整値)は前月から横ばいのマイナス10.8だった。9月はマイナス8.9と、マイナス幅が縮小する見通し。
7の業種別では、全てがマイナス水準にとどまった。
このうち小売業は前月比2.7ポイント増のマイナス12.7。飲食店は同11.9ポイント増のマイナス14.0と、マイナス幅が縮小。
製造業は同1.3ポイント減のマイナス10.3、サービス業は同7.7ポイント減のマイナス14.1とマイナス幅が拡大。
卸売業は同6.9ポイント減のマイナス4.0、建設業は同7.4ポイント減のマイナス7.0、運輸業は同4.8ポイント減のマイナス2.5と、プラス水準からマイナス水準に落ち込んだ。
9月は卸売業、建設業、運輸業の3業種でプラス水準に回復の見通し。