日本政策金融公庫はこのほど、小企業の決算状況調査を行った。2023年度決算(23年12月~24年3月を期末とする決算)で、小企業(従業者20人未満。卸売業、小売業、飲食店・宿泊業は10人未満)の売上DI、採算DIがともに3年連続で上昇した。業種別では、飲食店・宿泊業の採算DIが唯一のマイナス水準となった。
売上DIは前年度に比べて売り上げが増加した企業割合から減少した企業割合を引いた値。今回、増加が前年度比2.1ポイント増の40.1%、減少が同0.2ポイント減の36.6%。DIが前年度の1.2から3.5に上昇した。
20年度のマイナス53.0を底に、21年度がマイナス22.8。22年度は1.2とプラス水準に転換。23年度はプラス幅が拡大した。
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